2014年11月3日月曜日

Nov 2014 - p2/p3 -


さて、写真点数の関係でケッキョク三回にわけての掲載となってしまった11月連載^_^;、『うろ覚え BASTARD! ~暗黒の破壊神~』

再び出遭ったダーク=シュナイダーとニンジャマスター・ガラ、雷帝アーシェス=ネイ。その行く先に待ち受けるのは…




引き続き、、、覚悟のある者だけ、クリック!↓



第二集 闇の軍勢


第9話  地脈


ズーン…


ズズーン…

ズズズーン!


ゴオァッ!



巨、巨人だぁ~

単つ眼巨人(サイクロプス)だぁー!



ゴアッ!



※えー、こちら、本来二つ眼がありますが、片側から単眼のみ写すように心がけております。確か原作でもサイクロプスだったはず。


うぬう

なんとしても食い止めとめるのぢゃ!

ええい、この火急の時に、あの魔法使いは、ダーク=シュナイダーはいったい何をしておるのぢゃ!王国の守り神ではないのか?

(いやそんなことはない…)


ジオ殿、わしが呼んで参ろう。

うむ、騎士ボン=ジョヴィーナ殿、かたじけない。

なーに。


だいじょうぶだろうか…

ドッカーン!

うわー

城門が破られたぞ!

気を付けろ!



ん?あれは?

あ、あれはまさかっ!

あの鎚鉾(メイス)はっ!


ブウンッ!
あ、あれは…
悪魔の鎚鉾(デビルメイス)!




その頃…

ヨーコさん、耳かきうまいな。

ちょっとるーしぇ、動かないで、コラっ!



…おい!魔法使い!王国火急の時にいったい何をしている!このたわけものが!

あ~~~?

バシャッ!


うわちゃーーー!!

き、騎士の頭にラーメンを!?


ゲラゲラゲラ(笑)

ぶ、無礼者!決闘だ!

ゲラゲラゲラ(笑)




ドッカーン!



うわっ!な、なんだー??地震かっ!!?

やい、大神官!いったい何がどうなってるんだ?

ダーク=シュナイダー、遅いぞっ。あれを見よ。やつが、アンデッドサイクロプスが悪魔の鎚鉾(デビルメイス)を携えているのだ。あの、地脈を操り地震を引き起こす、禍々しき武具をっ!

なーにー?シにぞこないの小汚い巨人が自信過剰にもオレ様のくつろぎタイムをジャマしただとーーー!



許さんっ!


…より来たりて アバドンの地へ還れ…

  …ゲヘナの火よ…" "爆炎となりて敵を滅ぼせ 

※うーん、この呪文はだいぶ前に忘れて断片的にしか思い出せないです^_^; 特に最初のカタカナがどうしても思い出せぬ… 追記:思い出しました!ブーレイ ブーレイ ン・デード、ですね!

焔魔焦熱地獄!
(エグゾーダズ!)


悪魔の鎚鉾(デビルメイス)…

三種の魔導器…

ほんとうにあったとはな…


(アギャアギャ ま、魔導器だと?これが、旧世界の魔導士たちが創り上げたという、三つの魔導器のうちのひとつだと?)

おう、ラーズ、さすがに知ってるんだな。そうよ、一説には、破壊神アンスラサクスの装備品(オプション)とも言われる、三種の魔導器だ。

(なにー!?は、破壊神のオプション!?)


こいつがあるってことは…

あ、なんだかおなかがイタいワ…

この鎚鉾に近づくと、なんだか不吉な予感とざわめきがして、下腹部が痛むワ…

あ…



ドクン
ドクン
ドクン







第10話 腐敗の軍団


敵襲!
敵襲!
またしても敵の侵攻です!

こんどの敵は、ゾンビです。ものすごい数の不シ者(アンデッド)の軍団です!

これは…まるでHalloween

※ええ、そうです。10月のHalloween演目の方々が11月も総出しています。これはほんの一端。


ゴゴゴゴ…

ゴゴゴゴ…

ムオーン
ムオーン


おのれ、アンデッドどもめ!









コーーーー

コーーーー

コーーーー



おい!あれをみろ!アンデッド軍団の最後尾をみろ!

なんだ?鎧武者か?えらく禍々しい甲冑に身を固めているが…顔がみえんな…

お、おい、も、もしかしてあれは…


あれは、リンチ!不シの戦士、リンチかっ!?

しかもあの鎧は!

妖魔の鎧(デモンメイル)!?

ま、魔導器かっ!二つめの魔導器なのか!?

ドッカーン!

ぬおっ、悪魔の鎚鉾(デビルメイス)が何やら振動しておるなっ

(アギャアギャ、まずい、これはまずいぞー)


お、おなかがイタい…

ドガッ!

コーーー
コオーーー


…魔導器…


やいやいやいてめえ!人の城に勝手に上り込んで何してやがんだ!ここをこのダーク=シュナイダー様の城と知っての仕業か?ええ?このゾンビヤロウ!


(…アギャ、お前の城ではないだろが…)

けっ。シカトか、いい度胸だな。不シだか何だか知らんがこのダーク=シュナイダー様が一撃で葬ってやるからな!

いいか!魔導器の力が流入してパワーアップしてんのは、何もキサマら闇の軍勢だけじゃないってことを、知るがいい!ワハハハハ!

(アギャギャ?なんだと?魔導器の力?増幅?どういうことだ?そしてダーク=シュナイダー、おまえはいったい??)




えーい、めんどくせー!
おらーーーーー 変身



ダーク=シュナイダー、魔神モード、発動っ!とぅっ!


(アギャーーー!なにーー?なんだあの姿は!?)


んーー?なんだかこの兜、おっさんくさいしちょっとラーメンくさい気もするが、、、まあいっか。

※はい、すいません、このシーンを想定し損ねて、先に騎士ボン・ジョヴィーナに使った兜を流用しました。騎士にもっとヘボい兜あげとけばよかったかな?それとも騎士クリストファーのをこっちに使えば良かったかな。

えーい、まどろっこしい。呪文の詠唱もすっ飛ばしてやるぜ。

(アギャ!?呪文の詠唱なしに魔法を使うだと?それはまさか…)


おらーーー!

いきなり爆霊地獄(ベノン)!

ガガッ…
ガガッ…

弱い弱い弱い!リンチ、弱いぞ!ギャハハハ!


よし、とどめはこいつだ!

カイザード アルザード キ・スク ハン・セ グロス シルク!
灰塵と化せ冥界の賢者 七つの鍵を持て開け地獄の門!





逝ってこい、大霊界!

七鍵守護神(ハーローイーーーーン)!!!







ふう、どうなることかと思ったワイ。ダーク=シュナイダーよ、よくやったぞ!妖魔の鎧(デモンメイル)とやらも、たいしたことなかったな!さすが王国の守護神よ!

うるせー、じじいども!ここはオレ様の王国だ!

(アギャアギャ…。誰も気づいていないのか。。。確かに、魔導器の、二つの魔導器の魔力がダーク=シュナイダーに流れ込み、あのアンデッドサイクロプスや不シの戦士リンチと同じく、ケタはずれにパワーアップしていた。呪文の詠唱なしにあの破壊力…。そしてあの短時間で禁呪の"七鍵守護神"を唱えるとは…。あいつはいったい…。)


第11話 エデ=イー


さむい~さむいぞよ~ヨは寒いぞよ~

マーシ王子、お静まりくだされ。貴国ア=イアン=メイデにいったい何が?

さむい~さむいんだよ~

ダメだ これは話にならない…いったい何があったんだ…





メタ=リカーナか…




アビゲイルによれば、あの男がいまここに…

これはうまい取引だな。うまくすれば、三種の魔導器がすべてわが手に…



サーイーコール サーイーコール 地よりなる物は腐れ落ち すべて大地に還らん

ズオ・サイダル・テンテンジア!




なんだー?土地が、城が、腐ってゆくーー!あわわわわ!

あ、あれは?エデ=イーのリッチー

おかしい。先のサイクロプスやリンチはもとよりあの世の者なればまだしも、エデ=イーのリッチーといえば、みずからの魔法を持っておのれを不シと化した、ヴァンパイヤをも凌ぐ最高位のアンデッド。その力はかのダーク=シュナイダーをも凌ぐという。いったいなぜそれが四天王に付き従うのか?


あやつがア=イアン=メイデを一夜にして滅ぼした…

いや、その程度はやつにとって造作もないこと。そもそも、現在の四大王家のおおもととなったディ=パープル王家が滅亡したのも、そもそもはあのリッチーによるものだからな。

なんだと?初耳だぞ!

なんでもある日、エデ=イーの住んでいた地下迷宮(ダンジョン)が何者かによって荒らされ、壊滅した。そのことに怒ったリッチーは、たまたまその最寄にあったディ=パープル王国に八つ当たり同然の攻撃を仕掛け、わずか一夜にして王国はほろんだという…恐ろしい…。

そんなの、と、とばっちりじゃないか!


ギャハハハ!そんなこともあったなあ!

ダ、ダーク=シュナイダー?
るーしぇ?何がおかしいの?

いやー、あのヒモノのヤロウ、ダンジョンに結構なお宝をため込んでやがったからな。オレ様がちょっくら行って、薄気味悪いバケモノどもを退治して、掃除をしてやったのよ、掃除を。そーかそーか、それであいつ、ディ=パープルをねえ。ぎゃはは!

き、キミのせいか…





やい、リッチー、いま頃になってオレ様のしわざだと気付いて報復にきやがったか?おせーんだよ!頭の中までヒモノか?

ふん、おろかな。そのようなこと、もはやどうでもよいわ。そしてわしは、四天王に従属しているわけでもない。

じゃあなんだ?え?なんでまたこんな俗世に出てきたってんだ、世捨て人のエデ=イーめが。

取引だ。

取引?

そうだ。アビゲイルめが、なかなか面白いものを持っておってな、それをいただく代償に、きさまとこのメタ=リカーナ王国を滅ぼすのだ。なんともたやすい、いい取引だとは思わないか?

やかましい!やれるもんならやって…な、なんだ??

ふふふ



魔王の指輪(サタンリング) 
どん!


なんだ、あのデカい黒い穴は!?

重轟場暗黒洞(ギラン・イーラ)!


うぉっ!重力場か?ブラック・ホールか?


す、吸い込まれる~ こんどは王国も土地も、あの穴に吸い込まれる~ メタ=リカーナは終わりだ~ ア=イアン=メイデ同様、本日をもってお終いだ~ このマンガもおしまいだ~

縁起でもないことを言うな!…しかし、こいつはやっかいだぜ…ん?ま、待て、なんだあの音は?


グオングオングオン

ゴーーーーーーー

キェェェェェーーーーー


あ、あれは?かつて空間のひずみに吸い込まれたネイの雷神剣と炎の魔剣か!?


…わが主よ…
…われは帰還せり…


…わが主よ…


ちっ。またこうるせーのが帰ってきたか。

イーフリートめ!

※うーん、これは、エシディシを使えばよかったかなあ。焔の魔神で、ツノも二本あるしなあ。いずれ撮影して追記します。



さあ、わが主よ、もう一度、われを御身と共に…

あー、めんどくせーが、わかったよ。イーフリート、いっくぜーーーー!

おうっ

ブーレイ ブーレイ ン・デード…

…バビロンより来たりてアバドンの地へ還れ ゲヘナの火よ 爆炎となりて敵を滅ぼせ

焔魔焦熱地獄(エグ=ゾーダズ)!




う、お、おのれ、これしきの熱…う、う、あつい!!


ヒモノやろー!しっかり乾いてるからよっく燃えるだろーな!これで、オワリだーーー!



ギャアーーーーー!




やったー!リッチーを、エデ=イーのリッチーをやったぞ!



第12話 闇の司祭


ふむ。やはり、亡者たちだけではあの男はどうにもなりませんか…。エデ=イーのリッチーは、私怨もあること、少々期待したのですが…。

よいでしょう、かくなる上は、わたしみずから…。



おーーん
怨ーーん
怨ーーーん

また来たぞー!性懲りもなくまたきやがったぞ~ ダーク=シュナイダー、またやってくれー

ふんっ。

やれやれ、またバカのひとつおぼえの亡者の軍団か?もうハロウィンは終わったんだよ。

おい!そろそろてめーがじぶんできやがれ!読者様ももう飽きてきてるんだぞ!!!


あ、あれをみろ!骸骨と亡霊の軍団の背後に、誰かいるぞ?で、でかい…。恐ろしく背の高い、そして顔の長い男がいるぞ!嶋田久作さんか?加藤保憲か!?

※ほんとうにこのキャラのモデルは、嶋田久作さん演じる『帝都物語』加藤保憲だと読んだ記憶があります。




よーし、ついに腰をあげやがったな、アビゲイルめ。

ア、アビゲイルだと?四天王の?"闇の司祭"アビゲイルが来ているのか?やつが、やつがこの一連のシ者の行進の黒幕なのかっ!?

…だいたいソーゾーできるだろーが、おろかな庶民共め。



ダーク=シュナイダー。かつてはあなたの高弟として、共に大陸の制覇を志したなかま。しかしいまあなたは、われらの理想を妨げる憎き敵。

なぜあなたは、愚かなニンゲンどもを護り、われらに弓ひくのか。あなたは…あなたは…ニンゲンの女などに飼い馴らされ、あなたは…





堕落したぁああああああ!愚か!愚か!愚かものぉおおおおお!!がっかりだぁあああ!失望したぞぉおおおお!ぶわぁか!ぶわぁかものお!


やーかーまーしーーー!つべこべ言ってないでかかってこい!この、ヒモノやろう!(ってそれ、さっきも言ったような気が…キャラかぶってるからなぁ)


※実際、ヒモノ呼ばわりされたのがリッチーだったかアビゲイルだったか、すっかり忘れました…





なんとかかんとか ナントカー!
※呪文名忘れました。亡霊とか出してくる呪文。召喚呪文?闇の僧侶呪文?たしか禍々しい不吉な漢字を並べた忌まわしい系の呪文。

怨!

冥!!

邪!!!

肋骨触手
テンタクルズ・ブレスト!
※テンタクルズブレストはアビゲイルの肋骨が伸びて触手のように襲い掛かるきもちわるーい技です。いや、肋骨の形をした魔法武具を身に着けていたのかも…。漢字、忘れました…。


餓鬼玉!!



ん?餓鬼玉?ガキ玉??
ガキ玉って言うと…

ガキ共
ガキ魂 

違うわっ!

くらえ、ガキ魂
…じゃなくて、
餓鬼玉!!

アビゲイル攻撃!!
うわははは!


おーん…
怨ーーん…
恨ーーん…



アビゲイル…、おまえ、なんか明るくなったなあ。昔はそんなに笑わなかったのにな。

ぃやかましぃ!ダーク=シュナイダー!わたしはいまや、あなたよりも強い!!

うるせーー!効くかーー!ぐわぁぁぁーーーー!(って、効いてるじゃねーか、おい…)

うわはははは!


みんな、戦ってる。騎士たちも、父上も、ネイさんも、ガラも、怖いのに、怖くて寒くて震えがとまらないのに、戦ってるんだ。ボクも、みんなを護らなきゃ。もう、護られてばかりじゃ、るーしぇの足手まといになってばかりじゃ、いけないっ。ボクだって、ボクだって、僧侶だいっ!!えいっ!

悪霊退散!!解呪(ディスペル)!!





うぬっ?大神官の娘、ティア=ノート=ヨーコか?そうか、やつは僧侶(クレリック)でしたか。おのれ小癪な真似をっ。よくもわたしの不気味い(かわいい)怨霊たちを、消してくれましたね~!!



嬢ちゃん!すげーな、おい!やるじゃねーか、見直したぜ!

ボクだって戦えるんだいっ!

あー、すげーぜ、だがな、あとはオレたちに任せな。ひさしぶりに、ダーク=シュナイダーと四天王、その力をみせてやるぜ。ネイっ、準備はいいか!?


コラー!ニンジャヤロー!筋肉ヤロー!てめーが仕切んな!!

やかましい!魔法使いヤロー!とっとと呪文を唱えやがれ!

ふんっ。言われなくとも、大大大大最大級のとんでもねーのをブチかましてやるぜ!!

暗黒よー

闇よー

負界の混沌より禁断の黒炎を呼び覚ませ



あれは?あれは禁呪?ま、まさか…


パーラ・ノードイ フォーモー ブルール



おのれ、見事なフォーメーションですね。ニンジャマスター・ガラと雷帝アーシェス=ネイが前衛を務めることで、長大な呪文の詠唱に必要な時間を稼ぎ出すという訳ですか。やはりダーク=シュナイダーとその四天王。見事なコンビネーション。…おおっと、感心している場合ではありませんね。この呪文は…。まさか、こんな呪文まで復活させていたとは…。少々見くびりましたか…。

ナール バセ イー エイダー


らーいじーんけーーーーーん!轟雷(テスラ)!!



ナール アイドール ヘーブン ン ヘイル イア・イア ンンマ


…よーし、ガラ、ネイ、いいぞ、退け!


わかったわ!

おうっ!



ダイオミ!




ギーザ!




オージ!


いっけーーー!


シ黒核爆裂地獄!!!
(ブラ=ゴ=ザ=ハース!!!)

ぐわー

なんという熱量!この黒い炎!それだけではない、空間が歪み、まるで世界すべてが壊滅したかのような…
※すいません、ピント、一枚前の写真はうまくダーシュの顔に合っているのですが…こちらは激烈な魔法でブレたということで…


わははははは!!!アビゲイル!どうだー!これがオレ様の力だー!ダーク=シュナイダ様の力だーー!忘れてたかー!しっかりと、思い出せーー!






す、素晴らしい、すばらしいぞ、ダーク=シュナイダー、それでこそ、破壊神に対抗できる人類唯一の…



ん?おい、なんだ、あの音は?


うむう、しまった、もう始まってしまいましたか…。少々早い。カル=スめ、やりますね。

おい、ダーク=シュナイダー、なんだこれは?なんだかとてつもなく禍々しい気がするぜ。

ほー、筋肉バカにもわかるか、そいつはよっぽどってことだな。

なんだと!?


ダーシュ、これ、これもしかして…


ちっ。アビゲイルのヤローは陽動だったか…。この極低温の気配に禍々しい黒い気…。

カルのやつが地下神殿に向かったな…。

う、おなかが痛い…

魔導器が三種ともこのメタ=リカーナに揃うなんて、不吉な。なんだかよくない予感がします。そしてこのおなかの痛み、まさか、まさか…

あれが覚醒(めざめ)るというのですか…。そんなことになったら、わずかに生き残っている人類も最早…。

それだけは、それだけは…。

(アギャギャ、シーラよ。持ちこたえてくれ。そなたは、そなたは、そなた自身が封印なのだからな!ああ、われわれはなんということをしたのだ。破壊神アンスラサクスの復活を畏れたとはいえ、そなたの身体そのものを封印の触媒に使うとは…。早まったことをしたのか…。)

シーラ様?おかげんがお悪いのですか?


シーラ姫さま、なんとも不憫な…。

ウオーン
ウオーン
ウオーン…


ゴゴゴゴゴ…

ズオァッ

※ここ、妖魔の鎧(デモンメイル)は空っぽです。リンチははいっていないという筋書きです。が、fi?uresではなく温泉にも入浴していないためこのままこのまま…。



いま!

三種の魔導器がこの地に揃い、破壊神復活のお膳立てはすべて整ったァァァ!

悪魔の鎚鉾
(デビルメイス)!
妖魔の鎧
(デモンメイル)!
魔王の指輪
(サタンリング)!


そして!!

封印の器もあれに…

ゴヴァラ ゴヴァラ…

ゴヴァ…
ゴヴァ…

ゴヴァラ
 ゴヴァラ…



ア…ビゲイル…
闇の司祭よ…
よくやったぞ…

そして
愛しきわが子
カ…カル=スよ…









…これが暗黒の破壊神の神殿か。こうしてたたずんでいるだけでも身体じゅうが蝕まれていくかのようだな…








神像だけでこの力…


不気味な…
アビゲイルの好きそうな姿だ…


しかしわたしには関係のないこと。

アンスラサクス、か…


破壊神とやらの力、我が理想のために使わせてもらうぞ。


封印よ、
退け!!



キャーーーーーー!※シーラの声です。





第13話 破壊神復活






-破壊神アンスラサクスの眷属-

-破壊神アンスラサクスの端末-

-破壊神アンスラサクスの眷属-

-破壊神アンスラサクスの端末-



ゴゴゴ…


四百年前…

世界を滅ぼした

破壊神

アンスラサクス




旧世界の科学により

造り出された

異形の生命体




それは旧世界を焼き尽くし

人類を滅びの淵においやった



破壊神とは

機械とも生物ともつかぬ

無数の

生命体の集合体



その行動原理は

人類の智慧の及ぶところでは

ないという


ただ


破壊と

滅亡だけが





その前にはある






恐怖

ただ

恐怖せよ



畏怖

ひたすらに

畏怖せよ



人類には

祈ることすら


許されぬのだから





















破壊神…

アンスラサクス…

起動!


い、いかん…
カル=スめ、ほんとうに破壊神を蘇らせおった…


むう、これはいけませんねえ。

ん?アビゲイル?


…いや、
  おまえはいったい…




第14話 箱舟


フオン
 フオン
  フオン


アビゲイルめ、やりおったな。

やつの真の目論見はまだわからん。しかし、カル=スをそそのかし、破壊神の力を利用するなどということを吹き込み、ついに破壊神を復活させおった。

いったいヤツは何をたくらんでいるのだ…


いや、いまはそれを問うている時ではない。一刻を争うのだ。破壊神を、打ち破らなければ、この星は、この星はこんどこそホントウに…。

おのおのがた、いざ

いざ!

いざ闇を…

打ち払う時!

打ち払う時ッ!









老人たち…

やはり出ておいでですか…


ちっ…。じじいどもめ…。


な、なんだあの船は?アビゲイル!ダーク=シュナイダー!おまえたち知ってるのか?


あれは、キングクリムゾン・グローリー。この星の叡智と遺産を載せた、箱舟…。

そしてその船に乗るのは

エウロペアの十賢者たち…。

そう、わたしがかつてその一人として共に過ごし


そして…





終には袂をわかたった

エルフの老人たち



その正体は、旧世界の科学者たち!!

破壊神アンスラサクスを産み出し、旧世界を滅ぼし、そしてこの現在の世界を形作った張本人たち!

なーにー!?なんだと!!



おかしいとは思いませんか。この世界は、いま異様な生物に満ち満ちている。

巨大な獣、たち、ドワーフ妖精妖魔


しかし、バ・イーヴォをはじめとする旧世界の書物によれば、かつてはあのような生命はどこにもいなかった。


四百年前、すべては四百年前なのです。


この世界は…この世界は…一度破壊され、そして創りなおされたぁのでぇすっ!!!


しかし、現在の世界をめぐっての方針において、わたしはあの老人たちとは少々意見を異にした。彼らの示す、"計画書(アジェンダ)"とやらに、賛同できかねた。

結局、わたしは箱舟を降り、闇の司祭アビゲイルとして、あなたの旅に加わった…。


なぜなら

ダーク=シュナイダー、

あなたもまた

旧世界の…




??
だ、ダーク=シュナイダー、どこへ?

ひ、ひ、人の話を聞けぇええええい!!



第15話 竜戦士


(おい、ダーク=シュナイダー、ちょっとこっちへこい)

なんだ、チビ竜、蹴飛ばすぞ。



(いいからこっちだ。城の庫へ行くぞ。)

あーーん?

(あれだ、あれを使うしかない…。おれはいまこの姿だ。だがおまえならもしかすると…。)


???




こ、こいつは…

15年前の…

(アギャアギャ、おぼえていたか。そうだ、あのとき、おれが乗り、お前を討ち果たした、伝説の竜戦士、機神ドラゴン・ウォリアーだ!さあ、こいつに乗れ!これで破壊神を倒すんだ!それしかないっ。)

はあー?


あーん?
こいつに
こいつに乗れ、
だとー?

(そうだ、お前なら乗れるはずだ。われわれディ=パープル王家の直系のもの以上に、お前ならこれと同化できるはずだっ。なぜならお前は…)










…。

(さあ、早く!)


そうじゃっ。ダーク=シュナイダーよ、乗れ!その竜戦士に乗れ!きさまならその機体インターフェースが取れる。われらが保証する。破壊神が不完全な状態で目覚めてしまったいま、我らに残された道はそれしか…



…。


いるかーーっ!!!

(アギャーーーー!
 お、おまえ、何してんだー!?)

うわーーー!おしまいだー!!


ふざけるなっ!このオレ様を封じ込めてくれやがった張本人の小汚い竜戦士なんぞに、オレ様がなれるかっ!こんなもの、こんなもの、こうしてくれるわっ!

ドゲシ!(足蹴)
ドゲシ!(足蹴))

(アギャー!ヤ、ヤメロー!)


ふん!

おまえら、カンチガイしてねーか?竜戦士が必要だと?いまのオレ様の力は、こんなチンケな竜戦士なんか、メじゃねー!!いいか!このオレ様には、いま、暗黒の破壊神の力が流入しているってことに、みんな気付いてねーんじゃねーか!?

超絶美形主人公サマが、さらにさらに、最強モードにはいろうとしてるってことによ~!!?



ダーク=シュナイダー~

お、変身した…


魔神モード~


あ、羽根が生えた…。

全開!!!











ディ・ヴムー・スティン! 大地と大気の精霊よ! 古の契約に基づき その義務を果たせ!!
天地
爆裂!!

メガ
デス!!











ぐわぁ~~~