2014年1月2日木曜日

playmobil プレイモービル について


ここでご紹介。

ところでプレイモービルってなに?

たぶん検索でここにたどり着いた方が多いと思うのであんまり必要ないかな・・・とも思うのですが。プレイモービル。しばしばプレモ、モビなんて呼ばれることも。たまたまここへ来ちゃった方のためちょこっと解説です。

プレモの歴史など詳しくはこちら(英語)

1974年、ドイツ生まれ。こどもからおとなまで楽しめるコレクショントイ。かわいらしいデザイン、豊富なラインナップ、ドイツらしい堅牢さと一貫した(?)ポリシーで人気を集め、ことし40周年を迎えます!(プレモの発明と発表が1974年、一般販売は1975年からだそうです。)

プレモの身長は7.5センチ。
オイルショックの影響で小さくなったといわれていますがおかげでgeneもたくさん買い集めることができています(笑)もちろん、世界観を彩る付属の家具、船、馬、武具、車両なども豊富で、パッケージとしてはドール単体の小さなものから抱えて電車に乗るのがたいへんなほどの巨大なものまで。バリエーション豊富です。

ドイツにあるPlaymobil Funparkのキャラクター Rico
最大の特徴でもありgeneがほれこんでいるのがその顔。まるいくりくりっとした目、にっこり笑った口、そしてハナがない。これはプレモの発明者がこどもの描くにんげんの顔はきまってこんな感じだというので選んだデザインだとか。

一部例外もあるにはあるのですが、基本的にはこのスタイルのため、こわーいテーマやあぶなーいキャラでもぜんぜんこわくない・・・シリアスさがない・・・

そこが"pax fantasica"につながる部分です。
 


どこで手に入るの?

プレモはワールドワイドに愛されるトイ。世界各国で販売されており、地域限定品なんてのもあります。ただ、地域によっては、正規輸入代理店がなくなったなどの事情で手に入りにくいところも・・・。たとえばぼくたちの住む国も 泣

ここを読んでプレモいいな、実物見てみたいな、ひとつほしいな、と思う方が一人でも増えてくれるとうれしいです。盛り上がればまた状況も変わるかもですしね。

でもひとまずは安心。そんな中でも並行輸入や絶版オールドの販売をがんばってつづけてくれているお店がいくつもあります。そこでgeneが普段お世話になっているお店をいくつかご紹介。

  • プレモランドさん
    • ネットショップのほかに下北沢にリアル店舗も構え、品ぞろえも豊富。実際にプレモを見て触れて選べるgeneのイチオシ店。最近は絶版オールドモノの入荷も期待大!
    • プレモだけでなくSchleich、Collecta、PAPOも大量にあつかっていて、各社新作展開などの情報も早い。詳しい店員のみなさんから楽しく貴重な話も聞けるので、東京来られる方は一度は行ってみたいお店ですね。
  • あれそれ楽天市場店さん
    •  迅速、丁寧、親切と、とにかく気持ちよく買い物できるオンラインショップ。新作、オールドともに充実。fi?uresシリーズの購入でお世話になっている方も多いのでは?
    • プレモのほかにもLEGO Powerシリーズやarduinoなど知育玩具カテゴリーの取り扱いが豊富。商品を眺めているだけで創作意欲がかきたてられます。
  • ROBOT ROBOTさん [楽天] [Amazon]
    • 楽天とアマゾン、どちらでも購入できるほか、中野ブロードウェイにも複数店舗を構える人気トイショップ。絶版オールドプレモの在庫と中古品の扱いが多いほか、リアル店舗はプレモ以外に国内、海外のコレクショントイが豊富。
    • ただいま(2014年1月現在)、プレモ全品20%オフで展開中!
  • フィグしま専科さん
    • アマゾンで品物を多く展開されてます。こちらもfi?uresシリーズでお世話になりました。
  • その他
    • このほか、絶版プレモ専門のお店や、知育玩具専門店、中古ホビーショップなどで取り扱いがあります。お気に入りのお店をさがしてみてくださいね。

ほかのトイとどう違うの?

まあいいんですが。まあいいんですが。プレモはよくLEGOのフィギュア(ミニフィグ)とまちがえられます。。。まああちらのほうが流通量も多く有名ですよね。でもよくみるといろいろ違います。(LEGOのことは詳しくないのでまちがえていたらごめんなさい。)

プレモは顔が「こどもの描くにんげん」。時々ツリ目やヒゲがいますが、基本的には真ん丸な目と笑った口、そしてNOハナ(笑)。LEGOのほうが少し詳しく描きこまれてますね。

サイズはプレモのほうがちょっと大きいです。その分、体型や身体バランスはリアル・・・でもないかな。あたまは大きいから。
 
ドイツらしい堅牢さとヨーロッパの厳しい安全基準をクリア!というのはよく言われるプレモのよさです。またこれに関して、「じょうぶ」という以外に、クビや手足がちょっとやそっとでは取れない(外せない)つくりになっていることによって、こどもがザンコクな経験からフリーになるという考え方もあるそうです。そのため、分解をともなうような改造はしないというファンの方もいるんじゃないかなと思うところ。しかし最近はfi?uresシリーズの登場によって、ついにメーカーみずから禁じ手に・・・という感じです苦笑

絶版品 初期special 4507 /ボーダーに弱いgeneはeBayで入手
もちろん、ほかのトイと似ているところもありますね。プレモがコレクタートイとして成功したのは、豊富なシリーズ展開と、一定期間をすぎたら販売が終了になる(discontinued)という発売方法のおかげとも言われています。これにより、ひんぱんに新作をチェックし、買い逃したらあとからかえってほしくなり、レアもの、限定品などが生まれてきて、お店で絶版品をみつけるとついつい物色してしまうというサイクルが発生・・・。かくしてコレクターが誕生します。いまやだいたいどんなトイもこんな感じ?(笑)


どんなプレモがあるの?

プレモは時代によって変化してきました。そのためひとことでいうのはむずかしいですが、ここ十数年は、specialまたはspecial plusといわれるプレモ単品とちょっとしたアクセサリーのシリーズ、テーマを再現する建築物や乗り物などの大型の付属品とセットになったスーパーセットなパッケージ、そしてアクセサリーをあとから追加してイマジネーションをはばたかせる!ためのadd-onと呼ばれる袋入りパッケージ。これが基本です。最近はこれにfi?uresといわれるブラインドパッケージ入りの組み換え可能なラインナップが追加されました。

テーマは、プレモらしいと言える点と、特に動物フィギュアメーカーとの類似性と、両方がいえると思います。プレモのテーマは、西部劇、中世の騎士、海賊、ネイティブアメリカン、ジャングル探検、恐竜発掘、PD系(警察、機動隊、消防など)などいかにもおとこのこが大好きなものから、ドールハウス、 フェアリー、クリスマス、中世のお城、牧場、シティライフ、レクリエーションなど愛らしさただようものまで幅広。マイナーなところでは極地探検、深海探検、ローマ帝国、古代エジプト、宇宙飛行士とエイリアン、エージェント(・・・これはイマイチ世界観がわかりませぬ。。)、などなど。
 
ただ2010年代に入ってからは、SchleichやPAPOなどヨーロッパの動物フィギュアメーカーと並んである傾向がみられます。それは"ファンタジー色が強くなった"、"東洋ネタが増えた"、"馬の種類が増えた"の三つ。うーん、いかにもマーケットを見た展開ですね苦笑。あの映画やその映画の影響がありありな感じがしますし、地球上の富のありかもよくわかっている感じです(笑)あのメーカーが出せばこのメーカーも出す、てな感じでドラゴン軍、フェアリー、アジアの戦士、そして馬の品種が増えてきた感じがします(プレモの馬は、時代の変遷はあれどもともと同一成型の色違いだけでしたが、2014年を前にしてSchleichでもおなじみのいろんな品種が厩舎セットとして追加されました。)

まあ、なんだかんだいいながら新作も楽しんでいます。

90年代~00年代の馬
2010年代の新しい馬 たてがみが個性的

こんな風に少しトーンが変わってきた2010年代プレモに対して、1990年代、2000年代のプレモは味のあるキャラクターやこったデザインのもの、単純な色変えだけではなく成型も変えることで時代や地域の特徴を絶妙に表現したものなど、いまでも愛好者が多くいるといわれます。geneもこの時代のプレモが一番好きです。



まあ長くなったのでこのあたりで。唯一ザンネンなのはアジアの戦士はちょっとあれはないよ!という点でしょうか。でもだいじょうぶ。衣装替えだけでけっこうおもしろいことになるのでそれはおいおい。