Mar 2018 The Return of Ten-Buyers vol.2
怪しげな風貌と、十干の属性を持ち、十王の代理人を名乗る集団、テン・バイヤーズ!世界の遺産、人類の宝を奪い取っては不正にテンバイしまくるアクの集団。しかしどこかにくめないそのヌケた経歴と逸話…。だが、なんとテン・バイヤーズは10人ではなかった!?
そう!十王を拡張した概念、十三王!その残る三王の代理人を名乗る支配者。
その名も…「黄白三連星」!!!
Egg Tristarz
けっしてプレモの黄色いイースターエッグに入っているわけではないっ。
そう、その三人は、黄と白の衣に身を包んだ、アヤしいやつらっ!
七王どころか十王の裁判でも決着がつかなかった現世の行いに対してなされるという、追加の三審。もう正直ほっといてくれよ、おまえらに何がわかると騒ぎたくなるような概念、それが十三王!
十三の仏陀と菩薩の名を騙り、決して悟りには至らぬ救いのない方法でひとびとを惑わす闇の教団。
寺院の庇護者であった貴族階級の崩壊後、浄土を求める人々の心の闇に忍び込んだ十王思想。更に500年後、民衆支配、村落支配のメソッドを模索する武装特権階級の思惑を利用し、しれっと世の中に定着したナゾの十三王。
その追加されし三王の代理人として、十王の代理人たるテン・バイヤーズを上位から指導し、影からあやつるやつらがいたっ!
それが「三皇の代理人」!!
彼らは、十王の上位者として三王あらため三皇(伏犠・女媧・神農を意味するサンコウとは音が異なり、サンノウと読むらしい)と名乗っているらしい存在の代理人として君臨する…
その名も…「黄白三連星」!!!
Egg Tristarz
順に、解説しておこう。
ー蓮華の白い虎ー
三連星が一。γ星。
黄のマント、黄の盾、黄の脚絆。白の兜に、白のカフス。背中にはバール。
チウゴクは新疆ウィグル自治州を根城に暗躍する武器商人。といっても正規のマーケットではなく闇市場での活躍であることは言うまでもない。いわゆる第三世界に上得意を多く持ち、近年はアフリカ市場の開拓に余念がないという。
蓮華皇の代理人:ハミメロ・ティガー
アメリカ合衆国在住の華僑であり、普段は実業家兼篤志家ベイフー・リー(李白虎)として暮らしている。
若い頃から何度失策を繰り返しても不死鳥のように返り咲いてくることから、「復帰の白虎」と仇名される。
ー祇園の道化ー
三連星が一。β星。
黄のスカート。白のドレス、白のカラー、白のカフス。牛骨の杖(銘:"牛頭の怒り")。
ヨーロッパを拠点に活動する、"不和"の商人。火のないところに煙をたたせ、争いのないところに悲劇をもたらす。風説の流布や情報の改竄を得意とする、乱世のファイアスターター。
祇園皇の代理人:ゼノビア・オーガーグレイヴ
常に仮面で顔を隠しておりその素性は知られていない。その風貌と、一見生まれ育ちのよさそうな上品で温和な淑女を装うふるまいから、ついたあだ名は「柔和なジョーカー」。生き別れた弟を探しているという。
ー法界の獄吏ー
三連星が一。α星。
黄のジャケット。白の帽子。
アメリカ合衆国を中心とする各地の税関に手下を放ち、さまざまな品の密輸に関与。テン・バイヤーズのマーケットを裏から支援、いや、彼自身がすべてのマーケットを立ち上げた張本人とも。
法界皇の代理人:ブリッツ・"カンナバス"・ローエンフォース
かつては交通警察に勤務。転属してアメリカ合衆国税関にて密輸を取りしまる下級警官として鬱屈した日々を過ごすうち、法界皇の啓示を受けてこちらの世界へ。実力拮抗する三連星でも筆頭とも言われるアクトウ。
闇世界では"Cannabas"「カンナバス」の通称で知られる。これしばしばカンナビスと誤認されるが、実際には、ドナウ川流域にルーツを持つ彼が祖先だと主張する、三世紀のゴート族(Goth)の首領であったCannnabaudesの別称Cannabasからきているらしい。まあ、その名すらカンナビスとの掛詞という説もあるわけだし、彼の場合は思いっきり密輸品からのあてこすりだろうが…
ほかに部下からのあだなとして、「シンノーショウモン」が知られる。政府に対して反旗を翻すかのようにもみえるその姿勢に、日系人部下が故事にならって「新皇将門(シンノーショウモン)」と呼んだとも、彼の持っているヤクブツ輸入許可証のことを華僑華人系の部下が「神農証文(シェノンツェンウェン)」と呼んだからともされ、詳細は不明。
-三皇(さんのう)の代理人:黄白三連星-
蓮華皇の代理人:復帰の白き虎 ハミメロ・ティガー |
祇園皇の代理人:柔和なジョーカー ゼノビア・オーガーグレイヴ |
法界皇の代理人:シンノーショウモン ブリッツ・ローエンフォース |
そう!彼らは三皇(さんのう)の代理人を名乗る
テン・バイヤーズの支配階層。
その名も…「黄白三連星」!!!
Egg Tristarz
To be continued..