Mar 2018 The Return of Ten-Buyers vol.1
みなさま、こんばんは。3月2日、満月の夜。怪しいやつらが帰って(?)きました。そう、2017年正月、酉年演目の『Mountain 11 and a Bird』で予告され、その存在がほのめかされつつの1年間登場なし!^_^;そして、2018年正月の『Seven Deadly or Happily, Whichever』にて遂に…と期待されたあの!いわくつきのヴィラン、テン・バイヤーズが帰ってきました!題して…『The Return of Ten-Buyers』
お気づきのように、横着(?)して手に入れたfi?ures series 13の男の子キャラと最新のplaymo friendsをベースに構成される悪役たち。そして、先月のケヴィン・コルグ氏の予言のとおり、なんと、10人では済まなかったというこのお話っ。はじまりはじまりー。
※動画の完成が遅れたため、3/2に執筆したものの結局アップは3/8となりましたm(_ _)m
-甲:秦広王の代理人-
アク。
アクの中の、
アク。
あまりにワルすぎて、どのプレモもその役をやりたがらなかったがゆえに一年ものあいだ配役が未定だった、そんなアク…。
その名は…
イヤ、さっき言ったよ…
テン・バイヤーズ!!
テン・バイヤーズ、会員番号1番。
秦広王の代理人:ソア・サンダーアーマー
「甲」の属性をもち、雷精に護られた武闘派。その鎧は雷神トール(ソー)の祝福を受けたとも言われる男。
生き別れた姉を探しているというウワサも。
無類のヒロイックファンタジーマニアで、世界各地の遺跡を"攻略"と称してアラし回り、人類にとって貴重なお宝を奪ってはテンバイするアクトウ。
手にしたハンマー"ミョルニル"を振り回しながら遺跡を破壊し、宝箱をブチ壊し、お宝を奪取。しかしきちんと歴史や考古学を学んだことがないためその技術は稚拙で、生来の乱暴さとあいまって、しばしばお宝そのものを破壊してしまう。ガクのないナリキン趣味の富豪たちにはありがたがられる彼の戦利品も、各界のガクシャはひとめみると青ざめて涙を流すほど無残な姿になっていることもあるとかないとか。
ゆえに、Mountain 12 のミノー・オーロックスとは宿敵関係にある。
口癖は「雷神の鉄槌をくらわせるぞ!」
-乙:初江王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号2番。
初江王の代理人:イワン・イガノフ
「乙」の属性を持つ、自称"雷帝"の末裔。シベリアの大地を根城に世界各地をまたにかける狩人にして、密猟者。希少生物を生け捕りにしてマニアに売ったりたり、あるいは毛皮や標本、剥製をコレクターに、ニクやツノ、ホネなどの部位をうさんくさい薬剤師に、と、とにかくテンバイしまくる、ザンネンな猟師。
元は樵だったがある時から急にニクがほしい!ニクがほしい!シュチニクリン!と叫びだし猟をはじめたとか。我流のため各地の狩猟ルールを無視するため一般のハンターたちからアクトウとみなされている。いわく、猟師のつらよごしだとか。しかしなぜか、キツネだけは狩らないという。
うう、結構いい感じの狩人キャラなのにこんな初登場で設定になってゴメン…(T_T)
このお詫びはいつか必ず別の演目で…
密猟のかたわら、シベリアからモンゴル、チウゴクにかけての少数民族や古代王朝の遺物や遺跡をも荒しまわっているという疑惑がかけられている。本人は、"帝辛の后"に魅せられたと言っているようだが真相は不明。
ゆえに、Mountains 12の動物愛好家スヌーピー・ブギー・ドッグと、羌族の末裔である姜 剛弓と敵対関係にある。
口癖は「オツ。」
-丙:宋帝王の代理人-
宋帝王の代理人:藤林焔猴斎
「丙」の属性を持つ、伊賀忍者の末裔。別名、"炎のましら"。第二次天正伊賀の乱の混乱の中、里を抜け出した藤林家所属の下忍が先祖。戦国末期、先祖の一人が大陸へ渡って持ち帰った、中央アジア由来の火焔術を得意としている。
以後、一族は江戸時代の大名諸家や明治政府の末端に使われていたが、彼の代に欧米へ進出。藤林の名を僭称し、火焔術のほか、我流の伊賀流を使いこなす、アヤシイ忍者。そもそも武装からして怪しすぎる。欧米ですらも、忍者マニアから、おまえホントにニンジャか!?Are you seriously Ninja, huh?と常に問われるほど。
狙う獲物は特になし。依頼に応えて何でも奪い、何でも売りさばく、ある意味ポリシーなしの受け身派。テン・バイヤーズのほかのメンバーからは都合よく使えると思われているが、その実、奪い取る技、売りさばく術については随一。しかし、本人はメンバーが集めるお宝も、それを買いたがる世界の富豪も、まったく理解できないらしい。
口癖は「このお宝に、誰がゼニをくれるんじゃ?」
なお、Mountains 12 のティム・ザ・"ワイルド"・ホースとは何度か立ち回りを演じたらしく、その筋の界隈では"ひのえうまの戦い"と呼ばれる伝説の名勝負もあったとかなかったとか。
-丁:五官王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号4番。
五官王の代理人:イサベル・フェルナンデス
「丁」の属性を持ち、ツメを武器として用いるアクジョ。"爪弾"として飛ばすことができるのかは不明だが、毒が仕込んであり、彼女の宝石に手を出す者は隣で寝ているオトコであろうとこのツメで瞬時にかつ永遠に、、眠らされるらしい。
スペインのアンダルシア地方出身と噂される宝石マフィア。元は地元で小さな宝石屋を営む家の出身だが、自身が宝石の魅力に取りつかれてしまい、商売の才能をワルい方向へとメキメキと伸ばし、あげく、闇ルートを取り仕切る地下世界の宝石商となってしまった。
通称「紅玉(ルビー)の海賊」。ご覧のとおり、時代錯誤な海賊衣装ゆえの通り名。いつもハレディオという名の猿を連れている。
原石から精巧にカットされた美術品まで、石という石をみずからのルートでさばこうとするため、しばしば Mountains 12 のディグ・ザ・ホッグと対立しているらしい。
口癖は「あら、ステキな輝きネ❤まるでわたしのネイルみたい❤」
-戊:閻魔王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号5番。
閻魔王の代理人:ラミロ・ガルセス・アリスタ
「戊」の属性を持ち、大地の震動から周辺に眠るお宝、特に中世の貴金属や装飾品を探り当てることができる特技を持つ。
おなじく、スペインは旧アラゴン王家の裔を名乗るオトコ。自称"イベリア皇帝"。しかしこれは真っ赤なウソ。というより彼の妄想。彼にはアラゴン王家はおろか、バスクの血の一滴すら入っていない。
しかし、幼い頃にそう聞かされて育ったためにいまでも妄想から逃れることができず、ならばいっそホンモノの王になろうという野望の元、世界中の王家の遺産をかき集めている。ゆえに、装備品の鎧と盾の紋章が違うなど、チグハグな面も…あまりにシュミにあわない品はマーケットでテンバイしているらしい。
Mountains 12の中では、遺跡を専門とするミノー・オーロックスや宝石/宝飾品の解放を身上とするディグ・ザ・ホッグとしばしば争いになる。
口癖は「我が誇りを取り戻さんがためっ」
-己:変成王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号6番。
変成王の代理人:アル・マリク・アル・アンダルス
「己」の属性を持ち、海底の砂を自在に操るアラブ風の男。つねにペットのタコを連れている。
彼は多くを語らないが、その身にはフェニキア人、ベルベル人、ヴァンダル族、アラブ人、ローマ人、ケルト人などさまざまな血脈が流れ込んでいるとかいないとか。いまはアラブ風の姿をしているが、実際彼がどんな境遇に生まれ育ったのかは知られていない。
海、特に西地中海からとれるものすべてを商うという信条を持っているそうで、最近は海産物から、海の希少動物、果ては海底遺跡の出土品までも扱うブラックマーケットを経営している。ゆえに、Mountains 12のスヌーピー・ドギー・ドッグやミノー・オーロックスがしばしば彼のルートを壊しに訪れるため、その後は彼はいつも激昂して周囲のものを壊している。。
口癖は「壊していい?ねえ、壊していい??」
-庚:泰山王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号7番。
泰山王の代理人:アポロ・ルシターノ
「庚」の属性を持ち、どんな金属をも打ち砕くオリハルコンをしこんだグローブをはめた反則ボクサー。
映画『ロッキー』をみてボクサーを志したが、チャンピオンにも不屈の挑戦者にもなれないまま、堕落。以後、闇の勢力と手を結んでしまい、いつしか八百長試合を取り仕切る胴元に。
いまではオリンピックやプロスポーツなどあらゆる世界のメダルや勝利を取引するブラックマーケット「808ベジタブル」を主宰するまでになっている。
最近、マーケットを混乱におとしいれては霞のように消えていく謎の女盗賊に手を焼いているが、その正体はもちろん、Mountains 12のマリー・ホワイトラビット。
コワモテで卑怯者のくせに、愛人のレイザリアンにはめっきり弱いらしい。時々彼女と名所見物に出かけるのがシュミ。
口癖は「レイザリアーン!!!サイトシーイング!」
-辛:平等王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号8番。
平等王の代理人:デイヴィッド・アイアンホース
「辛」の属性を持ち、女の子には弱いが、無敵の怪力を持つバイカー。メカにも精通し、どんな機械も修理できるらしい。もちろんコンピューターにも詳しく、ハッカークラス。
シュミは園芸。
テン・バイヤーズの中で、みずからは売買を行わない珍しい存在。では何をしているのか?彼は他の会員からの依頼を受けて、ブツを運ぶ運び屋。そう、彼は運び屋集団"ヘルズ・キッチン"の首領なのだ。物流ルートの支配者でもあり、現在、アメリカ西部、テキサスから南カリフォルニアへと続くルートやメキシコルートは彼の支配下にあるという。
どんな依頼も平等に受け、どんな中身であろうと不問の上、とにかく運ぶ。
依頼で動く性質上、藤林焔猴斎と共同戦線を張ることも多いとか。
輸送中の取り締まりを逃れるため、各地の地図データベースに侵入しては書き換えて回っているため、地図マニアであるMountain 12のキャプテン・エイプは彼のことを眼の仇にしている。いわく、地図は人類の宝。それを破壊する男は、人類の敵、だそうだ。
また、ティム・ザ・"ワイルド"・ホースとはルート66近辺で何度か遭遇。はじめはティムのことを時代遅れの機械音痴とバカにしていたデイヴィッドだが、いつしかその男気に惹かれたとか惹かれないとか。以来、ティムとのワイルドレースを愉しんでいるふうでもあるが、あちらは馬、こちらは鉄の馬。当然、常に鼻歌交じりに走り去るデイヴィッドの圧勝に終わっている。
口癖は「ヘルーズ・キッチン♪ヘルーズ・キッチン♪」
-壬:都市王の代理人-
テン・バイヤーズ、会員番号9番。
都市王の代理人:パトリック・シメオン・ヴァッサーバーグ
「壬」の属性を持ち、水が流れるかのごとくどこにでも情報を流すことのできる男。もちろん元となる情報は各地から奪うことも…。
この歳にして世界でも有数の富豪となったネットメディア王。もともとサンフランシスコで新聞配達をしており、インラインスケートで坂道を上り下りしながら超高速で配達する有名人だった。しかし21世紀に入り、そもそも新聞が売れなくなったからと、ある朝突然、クビに。はらいせに、持っていた朝刊をコピーしてはネットでばらまいたところ、たまたまその日の記事には特ダネが載っていたためサイトが大ヒット。実は解雇の真の理由は、その特ダネを配布されることを阻止しようとした政治家による圧力だったらしい。不法に立ち上がったサイトだったが、情報を解放したと称賛する若者を中心にこのサイトは以降も成長を続け、彼は立ち上げた会社の株式を上場してビリオネアとなった。(う、なぜか彼の解説だけ長い…^_^;)
しかし、幼い頃に家がまずしかったためにおもちゃに飢えていた彼は、手にしたカネを、次の事業や後進の起業家に投ずることなく、ひたすらおもちゃを買い占めて回った。このせいで倒産した玩具流通企業も多数あるとか。
やがて、ネットで知り合った友人であり運び屋のデイヴィッドを介してテン・バイヤーズに加入し、ゴシップ、スキャンダル、機密事項、知的財産をテンバイするマーケット"ザ・フェイス・オブ・ザ・リークス"を取り仕切ることに。
もともとアイルランド系移民の家の子だが、彼が産まれる前に両親が離婚。その後、母が二度再婚したため、現在のミドルネームと姓となっている。
おもちゃの買い占めやテンバイをにくむ Mountains 12 のマウスと敵対している。
口癖は「おはようございます!!!」
-癸:五道転輪王の代理人-
そして。
テン・バイヤーズ、会員番号10番。
五道転輪王の代理人:龍戦士ミドガルズオルム
…このけったいな名は、VRMMORPGにおける彼のキャラクターネームだ。
「癸」の属性を持ち、ゲーム世界における水に関するすべてを支配している。水の魔法、水属性の武具、水の精霊、などなど。ちなみに彼のキャラクターの種族はリザードマン。
また特殊な方法で、このキャラクターのまま5つのMMORPGを行き来できる特性ももっているらしい。ちなみにこれはゲームの正規ルールではなく、チート。
さらにそのうち5つめのゲームは、ダークウェブ上に存在する、彼自身が運営するゲームで、実態はブラックマーケット。ブロックチェーン技術が使われているゲーム内通貨やアイテム(特に水属性)を不正に採掘し、高値で売りさばくマーケットなのだ。本来採掘は違法ではないのだが、彼はプログラムのバグをついて不正行為をおこなっているという疑惑が古くから持たれていたプレーヤーだった。
Mountains 12の龍宮竜兵は、以前彼にまちがえられてゲーム内警察に追われたことがあり、その時の恨みから、ゲームアイテムのテンバイに対してつよい憤りをもっているという。
口癖は「おれのことをチーターと呼ぶなら呼べばいい。最速で世界を駆け巡り、誰にも捕まらないおれのことをなっ。」
-十王、そして十干-
そう、テン・バイヤーズとはっ。あの、十王の代理人っ。
ニンゲンのシ後、その生前の行為と遺族の弔い合戦に基づいて裁判を行い、来世の行先を、天道、人道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の中から決定するという、不条理にして不条理、なぜ輪廻(reincarnation/Samsara)から解脱(liberation/Moksha)して涅槃(Nirvana)に至る道を示さないんだあ!と言いたい、ボウギャクの思想、十王思想。
その十王をその本地とする、いや、正確には彼ら自身の魂を預ける存在として信仰する、異端の教団にして異常な愛情を持った愚連のカルト集団っ。
彼らによれば、ある日突然に、それぞれが本地とする王の啓示を受け、預言者として、代理人として地上における使命を授かったとか。彼らの魂は十王に預けられ、そのみかえりとして彼らにはフシの力と、地球を構成する"木火土金水"の属性、すなわち甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の十干の特性が特殊能力として与えられたとか与えられなかったとか。
ここで改めて構成員を確認しておこう。
- 秦広王の代理人にして「甲」の属性:
雷精の鎧 ソア・サンダーアーマー - 初江王の代理人にして「乙」の属性:
闇の猟師 イワン・イガノフ - 宋帝王の代理人にして「丙」の属性:
炎のましら 藤林焔猴斎 - 五官王の代理人にして「丁」の属性:
紅玉の海賊 イサベル・フェルナンデス - 閻魔王の代理人にして「戊」の属性:
僭称皇帝 ラミロ・ガルセス・アリスタ - 変成王の代理人にして「己」の属性:
素朴な粗暴 アル・マリク・アル・アンダルス - 泰山王の代理人にして「庚」の属性:
偽りの勝利 アポロ・ルシターノ - 平等王の代理人にして「辛」の属性:
鋼鉄の旅人 デイヴィッド・アイアンホース - 都市王の代理人にして「壬」の属性:
情報解放者 パトリック・シメオン・ヴァッサーバーグ - 五道転輪王の代理人にして「癸」の属性:
電脳龍戦士 ミドガルズオルム
魔神・十王の啓示をうけし、十干のアッカン(一部「漢」ではないが…)。
これが、世界をまたにかけるブラックマーケット・コングロマリット、"テン・バイヤーズ"!!! ・・・・・ のはずだった。
To be contunied..