Apr 2015 - p5/p5 -
トラたちのだましあいの中、その更に上を行く謎の女。そしてEURUPOLとツグマの真意は?物部伊織のライフルが火を吹くのか?イチゴと香取は"コロさず"を貫けるのか?そして、"オオカミ"とはいったい…。クライマックス、そして堂々のフィナーレッ!
第五章 不殺
藁実&新橋「おっしゃー!」
謎の警官「あーら、なんだかLOVE&PEACEなのね。いいんじゃない?甘ちゃん、好きよ?」
藁実「藁実神威、
逆刃刀を心に、
行きます!!」
藁実「せーのっ!」
藁実「突撃!!」
謎の警官「ダメ!待って!」 藁実「え?」 謎の警官「この気配はッ…」 |
藁実「え?え?
はっ!
伊織ー!やめろー!」
ガガ!!
ガガ!!
ウワーー! うーたーれーたー! 装填の音、 伊織じゃなくてこっちだったかー |
シーフー「うるせーコゾウだぜ。拳銃も抜かずに突っ込んで来ようなんて、なんか策があるのかと思ったら、タダの特攻か。アホか!?」
ヴラジーミル「…ここはしばし提携と行くか、遼東の。」
シーフー「だな。」
伊織「やれやれ。だから言わんこっちゃない。あいつらのツラ、組織のボスってだけじゃなくて実戦でも相当やれるやつらと見た。とっとと片を付けないと被害が拡大する。隊長もわかってくれるだろう…。
しかしいまのは…?おれは確かに…。まあいい、次こそ外さん!」
しかしいまのは…?おれは確かに…。まあいい、次こそ外さん!」
ジャッキー・ユン「あんた、決断力あるあるね。あの隊長やうるさいコゾウとは違うあるね。というか、治安部隊たるもの、それが当然ね。あんなやつら、活かす意味ないね。
さて、じゃボクもいくあるね。」
ジャキン
ジャキンッ
ジャッキー・ユン「さすがにシーフーくらいはボクが討ち取って帰らないと、中華の沽券に関わるあるね。
大陸のことは大陸で片を付けないと、南北分裂状態がある意味世界に承認されてしまうあるね。あれ、あくまで内乱ね。華北、華南、本来どっちも新中華の領土ね。つまりシーフーは、わが国内問題ね。
だから任せてほしいあるね。」
伊織「そんな都合はおれは知らん。勝手にしろ。」
ジャッキー・ユン「多謝あるねー!!」
ムクっ!
藁実「伊織!ダメだ!任せろーー」
ヴラジーミル「ボディアーマーにあたったか?運のいいやつめ。だがな、おとなしく寝てりゃいいのに、しつこいんだよ!オレ様からも一発…」
鷲尾「い、イチゴ!アブナイ!ポインター、い、行け!」
ポインター「ワンワンワンッ!」
テルマ「イチゴ!ムチャよ!隊長っ、伊織君に指示してください!もう、撃つしかない…。」
香取「ぐ、ぐ、、、いや、信じろ、イチゴを信じるんだっ!」
テルマ「そ、そんな~(T_T)」
ワシッ
グンっ
グリュンッ
ヴラジーミル「うわっ!」
ドジャンっ
ヴラジーミル「こ、このやろう、、素手で拳銃を握ってくるとは…。
そ、それに、大統領にしか投げられたことのないこのおれを投げ飛ばしやがった…。
なんなんだ、こいつ、は…。」
ガクッ
やるじゃなーい❤タイプね❤ |
シーフー「なんだなんだ、こいつは!」
シュッ!
ボカッ!
ドゲシッ!!
ザシュアー
ーーッ!
シーフー「うわー、やーらーれーたー(T_T)」
謎の警官「タイプだわ❤
よし、決めた
わたしこの部隊に
入隊するッ
さっそく手続きヨッ❤」
新橋「ふぅ。外国語での交渉はテマだったぜ。だがまあ、あいつらも納得してくれて、よかった。」
郷「ところで、鷲尾、ポインターだが、、なぜ突入しなかったんだ?」
鷲尾「いや、それが、どうも、、、船酔いでまだキモチワルいみたいで…」
テルマ「イチゴォォ!あんたやるじゃなーい!冷や冷やさせてくれちゃってまあ、ねえ!隊長!やったね!」
香取「…そうだな。で、テルマ、次回はキミも働いてね。」
テルマ「テヘっ。それは監督に言ってよね。」
香取「…。確かに。」
みんな、撤退準備だ! おーーーー |
香取「イチゴ、よくやったな。
どうした?
浮かない顔だが…。
まさかおまえ…」
香取「おい、まさかっ。おまえ、撃たれたとこ見せてみろ!」
藁実「あ、いや、チガウんっス!負傷じゃないッス。この防弾チョッキ、凄いッスよね。そうじゃなくて…。」
藁実「おれ、あいつらの話聞いてて、思ったんッスよ。おれたちって、ホントに正義なんスかね。あいつらを、社会のダニ、社会のクズって言って消し去っちゃっていいのかなって。そうしたら、おれ…。」
香取「イチゴ…
お前も聴いてたのか…だがな…
おまえ、ロシア語とか中国語とか、できたっけ?」
藁実「え?あいつら、日本語でしゃべってませんでした?」
え?え?
物部「ふん。藁実…。運がいいだけだ。そんな戦い方、いつかきっと…。」
ジャッキー・ユン「ボク、日本語得意あるね。あの悪漢どもも、語学堪能あるね。5,6か国語喋るあるね。郷に入っては郷に従え。この島ではこの島の言葉。ワルにしてはいい心がけね。」
(エンディングへ続く)