2015年9月27日日曜日

Sep 2015 End roll 

テュートン騎士団をモチーフに語られた、"オオカミ"をめぐる物語の断章。『獣の時代』。ちょっとフクザツになりすぎてしまった感がある9月演目を、軽く解説しておきます。ま、またもや、カルくじゃなくなるかもしれませんが^_^;


End roll


テュートン騎士団

  • ジークフリート・フォン・ローエングラム
    • fi?ures series 8 boys 01 crusader
  • アルブレヒト・フォン・ニュルンベルク
    • 4534 テンプル騎士団のナイト(special) カスタム
      • 鉄帽を4625と交換
      • 背後からのみ撮影し赤十字を隠ぺい^_^;
  • ヘルムート管区長
    • 4625 十字軍の兵士(special) カスタム
      • 鉄帽を4534と交換
      • 帯剣せず
  • 歩哨ウルリッヒ
    • 4583 お城の番兵(special)
  • リューベックの衛兵パウル
    • 4502 塔の番人
  • 傭兵 シェーンコップ
    • 4602 番人 a.k.a. 鎧の戦士(special)
  • 傭兵 オフレッサー
    • 4567 戦う騎士 a.k.a. Sir Porkadot(special)

2015年9月22日火曜日

Sep 2015 - Epilogue 

「それから後のことは、まったく覚えていない。僕だけじゃなく、管区長も、アルブレヒトも、みんな、何もわからないと言ってた。誰が生き残り、誰が命を落としたのか。そして、あの獣がいったいなんだったのか。どこへ行ったのか。誰も、知らなかった。」


エピローグ 


ガチャガチャ!

リヴォニア帯剣騎士団、「鷹の団」の武装解除、完了しました!!


ぐぬぬ…



2015年9月21日月曜日

Sep 2015 - Chapter 7 

「あれは、僕がみた夢だったのだろうか。それとも、ホントウに起きたことだったのだろうか。いまではもうわからない。でも僕は確かにあの時あそこにいて、彼も、確かにいたんだという感覚だけは残っている。そう、それはあの日、あの戦いのさなかに…」


第七章 美しき獣 


<…やはり、お帰りになりなさるか?御仁よ。隻眼の、ネウロどのよ。いま、この崖の下で、ペコルスたちが、わが一族の命運を決しようとしておりまするが。>

ぐーぐー
すぴーすぴー

<…はあ。やはり、神ではないのだな。いや、神だとしても、われらの神は厳しい。忘れておったわい。やすやすとわれらの願いをかなえてくれなどせぬか。。。>


Sep 2015 - Chapter 6 

「アルブレヒトとの旅から還ってからというもの、砦の中で僕をバカにする眼が少し和らいだように感じていた。どうでもいいのだけど、少しだけ過ごしやすくなった。そんなある日、砦で召集がかかった。もちろん僕も呼び出された。何だか、イヤな予感がした。何というか、何かが決まる、何かが動く、そんな空気が、空からも、足元からも、いや、人々の毛穴のひとつひとつから、漂っていた。」


よし!いざ、決戦の時は来た!きょう、我らテュートン騎士団は、かのリヴォニア帯剣騎士団を殲滅し、同時に、プルーセンとの長きに渡る戦にも終止符を打つっ。皆の者、時は満ちたゾ!この、鉄十字章にかけてっ、必ず勝つっ!さすれば我がドイツの、栄光は、世界一ィィィィ!

ええっ。いったい何があったんだ?突然、そんな決戦が!?

第六章 三つ巴 


…その頃、プルーセンの村では…


<長よ、ペコルスよ、ホントウにやるのか?われわれだけで?もう一度「隻眼のネウロ」を説得した方がいいんじゃないか?>

<…いや、もうその猶予は残されてはいまい。彼ほどの男、一度言いだしたら聞かぬだろうし、それに、われらはもう、疲れ果てた。。。彼の言うように、滅びの日は近かろう。ならばいっそ…。>

<そうか。。。じゃあおれも、付き合うよ。>

<おれも。>
<おれも。>

<おまえたち…。>


2015年9月20日日曜日

Sep 2015 - Chapter 5 

「湖沼地帯で出会ったプルーセンの農夫は、牛車を牽いてそのままどこかへ消えてしまった。あの時、彼を追っていたら、彼の積荷をみていたら、僕たちの結末はもっともっと違うものになっていたのかもしれない。プルーセンたちの運命も、僕の人生も。けれどもその時は、誰もそんなことには気が付かなかった。そして結局、あの農夫はあの日、彼らの集落に辿り着いたのだろう。」


第五章 隻眼のネウロ 


…遅いな。

…やっぱり、ウソだったんじゃないか?

…うむ。。

…いるはずがないさ。彼は、遠くの大陸に旅立ったとじいさんに聞いたもの。

…いやおれは東の奥地へ分け入ったと聞いたぜ。


2015年9月19日土曜日

Sep 2015 - Chapter 4 

「あの日、僕は管区長からの指示で、湖沼地帯の巡察に行かされることになった。かの帯剣騎士団侵入の噂があり、その偵察ってことだった。実際のところどうだったか。僕の性根を叩き直そうっていう管区長の意図は、みえみえだった。でも、彼らの村の近くに行っていいというのはちょっと心躍る話だった。それも数日。寝泊りすれば、おもしろい話も聞けるかもしれない。その頃には僕は彼らの言葉も少し覚えていたのだ。ただ、あいつが一緒ってところだけは気に入らなかったけど。」


第四章 湖沼の攻防戦 


<おーらが潟にも
   春がきてー♪
  おーらが孫にも
    晴れ舞台ー♪

 せーんぞ伝来、
   たーからの毛皮♪

 まーごが着たなら、
   ハイ!一人前~♪

っとな。>


2015年9月18日金曜日

Sep 2015 - Chapter 3 

「城での暮らしに嫌気がさした僕は、やがて時折抜け出しては、近隣の村を散策するようになっていた。キタイへ行く勇気はまだ出なかったけれど、見知らぬ人々や風物を眼にすることで、少しでも旅に出た気持ちになろうとしていたんだろう。聴きなれぬ言葉、旧い遺跡や碑文、それに地元の民の風変わりな祭りは、僕の心をなぐさめた。僕はいつしか、彼らに興味を持ち始めていた。どことなく僕らに似ているものの、まったく違う彼ら。騎士団では彼らを、"プルーセン"と呼んでいた。」


第三章 プルーセン


当時、彼ら東方辺境の民族は苦境に立たされていた。

東方植民、北方十字軍、そうした名のもとにヨーロッパ中部から東に向けて吹き荒れた嵐の中、彼らは苦しい立場にあった。

異教徒と呼ばれた、彼らは。


2015年9月14日月曜日

Sep 2015 - Chapter 2 

「あの夜、僕は決めた。いつか、いつか、この城を抜け出そう。ここに居たら僕はずっと、ダメなやつで終わってしまう。ホントウは違うのに。だから僕は、あの城を出て、もっと東へ、大陸の奥深く、そしてキタイへ独り向かおう。そう決めた。でも、その「いつか」は、結局またいつも、持ち越された。」


第二章 リヴォニア帯剣騎士団


…ザッ
…ザッ

その夜、

第三管区駐屯地に

夜陰に乗じて忍び寄る

影があった


2015年9月13日日曜日

Sep 2015 - Chapter 1 

「あれは、僕がみた夢だったのだろうか。それとも、ホントウに起きたことだったのだろうか。いまではもうわからない。でも僕は確かにあの時あそこにいて、彼も、確かにいたんだという感覚だけは残っている。その後、彼がどこに向かい、どんな生を生きたのかは、誰も知らないけれど…。」

大長編へと繋がる断章、『獣の時代』、開演!


第一章 テュートン騎士団


…えー、であるからしてッ!われわれがこうしてここバルトの地にて、尊き任務に就くことを許されているのもッ、すべてッ!!われらが第四代総長、ヘルマン・フォン・ザルツァさまの功績にほかならないのであーる!!