2014年1月5日日曜日

May 2013


『文明の夜明け』... そこには二つの種族がいた!

太古の世界とは!?

解釈 その一





炎の発明
氷河期。巨大な獣が氷に包まれた惑星を闊歩していた頃、人類の先祖は寒さにふるえ、キケンにおびえ、ただただ身を縮めて耐えていた・・・









・・・わけではなかった!







Fire!!





解釈 その二


ケブカサイとマンモス
ふたつの種族。いやいや、二つのケムクジャラたちではなく。。。

実はわたしたち人類の祖先は、ヒト属の中でも異なる種であるネアンデルタール人(ホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス)あるいはその亜種と考えられるデニソワ人(ネアンデルターレンシス・デニソワ)と、同じ時代、同じ空間を共有し、共存-あるいは競争-していた。


むかし、現代人の祖先は5万年前か3万年前にヨーロッパに現れた的に習いましたね~ でもホントは少なく見積もっても十数年前、下手したら20とか30万年前にもう登場してたらしいですよ。7万年前には出アフリカ。第一回エクソダスです。で、かなり長いこと、数万年のあいだ、現代の中東やヨーロッパではネアンデルタールと同じところで暮らしてた。シベリアではデニソワ人と。

ネアンデルタールやデニソワの遺伝情報が現代人にも引き継がれているかどうかっていう論争に興味がある方はナショナル・ジオグラフィックとかみてると、もうめまぐるしくこのあたりの見解が変わっていく様子がわかります。どうなのよ、結局?

でもgeneが興味があるのはそのことよりも、世界の巨人伝説、小人伝説、そういったものの形成にこのことが関係しなかったのかな~ ということ。ネアンデルタールの体型はずんぐりがっしり型。背の高さ的にいえば小人。頑健さ、屈強さ的にいえば巨人。伝説に出てくるこ小人って人間がズルしたとかでいつしかいなくなるし、巨人ってニンゲンに倒される。これって、消えていった種族のことを言っているのかなあ。

ムーミンのモデルにもなった北欧のトロールや、ファンタジーではおなじみのドワーフなんかもね。

というわけで、specialシリーズ「4592 原始人」は、geneの中ではネアンデルタールってことになっています。

対して、「5101 マンモスハンターとテント」「5104 たき火(LED付き)と原始人」は、現代人の先祖?

イヌ、飼いはじめました ・・・ ホントはSchleichのホッキョクギツネですが


解釈 その三


ここからアソビです(ぜんぶだろというのはおいといて・・)

柱の男 !?
やつらは何万年も生きている。まだわれわれ人類の先祖がよちよち歩きを始めたころから。何万年も闇を生き、そして石を探し続けている。そう、あの赤い石を。。。

はい、『ジョジョの奇妙な冒険』です。第二部です。柱の男です。

geneは別設定では、シカのツノの呪術師を、石仮面を作った男ことカーズ、ウシの角の男をエシディシ、寡黙に座っている戦士をワムウ、木の枝に腰かけているワカゾウをサンタナ、としています。。ええ、裏演目『ジョジョの奇妙な冒険 2万年前』です。

この場合、原始人のお二人は、ジョースター家とツェペリ家の先祖ということで。


解釈 その四


炎帝(手前) と 黄帝(奥)
ツノからのインスピレーションでは、裏演目その2「黄帝と炎帝 -中原の夜明け-」。

ウシのツノをかぶった御仁は、漢方薬でも知られる、大陸の古き王、黄帝。対してシカのツノのお方は、炎を発明し、焼畑農耕をはじめた、炎帝 神農氏。のちに、大陸東部最古の戦いとも称される"阪泉の戦い"で争い、のちにひとつに融合して民族の始祖となったとされる伝説の帝王たち。

うーん、どのへんがそうなのかはさっぱりですね。。でも黄炎のエピソードは好きなので!想像力は無限だ!そして自由だ!・・・ということにしておこう。

ほかの方々は蚩尤(しゆう)かな?


火の発明。そして解釈はその一に戻る...



エンドロール


  • シカのフードの呪術師 : 5104 たき火(LED付き)と原始人
  • ウシの帽子の戦士、ほか戦士A, B : 5101 マンモスハンターとテント より
  • 骨の首飾りと棍棒の原始人A, B: 4592 原始人(special)
  • マンモスの親子 : 5105 マンモスの親子
  • ケブカサイ(特別出演) : PAPO 55031 ケブカサイ
  • ホッキョクギツネ(特別出演) : Schleich 14639 ホッキョクギツネ(仔)

あとがき


なんだか太古についての妄想だらけになってしまった今回ですが^_^;

この太古シリーズ、人類の起源と絶滅哺乳類が大好きなgeneには思いっきりツボ。2010年代のシリーズの中ではかなり遊べました。ほかにもサーベルタイガーやホラアナグマなんかもあって、ディスカバリーチャネルナショジオチャネルBBC地球伝説のファンなら必ずや足を止めるでしょう^^

「5101 マンモスハンターとテント」は、テントになっているマンモスの毛皮をとりはずすと骨格が出てきて、それがまた組み立てられるという優れもの。つまり、博物館として再構築すれば現代テーマでも遊べる!!

「5104 たき火(LED付き)と原始人」のたき火は、ちっちゃいボタンスイッチ(一番下の写真に写っている黒いの)を押すことでだんだんと灯がともり、まただんだんと消えていく。このセットを並べた部屋を暗くしてこのたき火をともせば・・・

そこは"pax fantasica"!!