Dec 2014 - p19/p24 -
第十九章 オルメン・ランゲの復活
ラーデの新ヤール エイリーク・ハーコナルソン |
で、でかいっ!こんなでかい船、デーンにもないよな、クヌート!
これ、
オルメン・ランゲだ…。
え?ラーメン・ハゲ?
…。オルメン・ランゲっ。トルケルが言ってた。あのオーラヴ・トリグヴァソンが、オーディンが仕掛けてきた罠の樹を逆に清めて造らせた巨大なロングシップ。オルメン・ランゲ、つまり長蛇号だよ!!
ほう、オルメン・ランゲがわかるか。そしてオーラヴを知っているのか。
僕の名前はクヌート。クヌート・スヴェンソン。デーンの王子だ。これから、兄と、叔父の兵とともに、裏切り者のトルケルをやっつけにイングランドにいく。父を助けるんだっ。
ヨムス、か。またしょうこりもなくどっちつかずなわけだな。いいだろう。こぞうに恩義はないが、ボレスワフ殿とは親しくさせてもらっているし、その勇敢さは尊敬している。おれも加わろう。
あ、おじさんっ!
水玉模様の気のいい奴ら、それにちょっと乱暴だが力にかけては誰にもまけない、獣化兵(ベルセルク/バーサーカー)のビョルンだ。ビョルンはバルトの生まれだが、いまやわが国に無くてはならぬツワモノよ。
"水玉の戦士と
獣化兵ビョルン"
獣化兵
=狂戦士
=バーサーカー
=ベルセルク
=熊/狼の戦士
=獣化兵
半分ニンゲンでぇ!
半分クゥマァァァ!
"ポルカドット男爵(仮称)"
繰り返しますが
ポルカドットの語源が
ポーランドだというのは
俗説です。
関係ないそうです…。
ややこしや。
ボレスワフおじさん。
よし、兄さん、
征こう!
(うーん、なんか、ペースが、だんだん弟に…。正直、こいつのほうがデキがいいんだよな。後は任せて、おれはデーンで留守番しようかな。それはそれで、大事な仕事だしな。それにおれ、どっちかというと平和主義だから。)
.. To be continued.