Dec 2014 - making of -
あとがき
はじめに
ほぼ三世代、家族写真コーナーも含めると最大五世代に渡る長編大河。登場する地域を現代の国名で表すと20か国を超える*大作になりました。
*プロローグの少々ムリヤリなラトヴィア、フィンランドも含め、登場順にエストニア、スコットランド、ロシア~ウクライナ、ポーランド、オーストリア、ドイツ、スイス、デンマーク、ノルウェー、アイルランド、イングランド、アイスランド、デンマーク領グリーンランド、カナダ、アメリカ、スウェーデン、チェコ、ブルガリア、フランス、イタリア、家族写真でハンガリー、ルーマニアと25か国・地域。
時代はおおよそ10世紀から11世紀。ヨーロッパ西部ではローマの滅亡から時を経て、フランク王国、神聖ローマ帝国と覇権が移り行き、地中海地域のラテン語文化やキリスト教がだんだんと北の果てにも波及していった時代、
しかしまだ北の部族の伝統や習慣も根強く残っていた時代。スカンディナヴィアをはじめ北の地域が徐々にキリスト教を受け入れていく時代の物語を再現。
脚本化(笑)にあたっては、アイスランドにてSnorri Sturlussonによって古ノルド語で書かれた著名なサガ『Heimskringla』、中世ドイツの歴史家Adam of Bremenによって書かれた年代記『Gesta Hammaburgensis Ecclesiae Pontificum』、St Omerなる僧侶によって王妃/母后エマのために書かれたという『Encomium Emmae Reginae(通称 エマ賛辞)』などを参照した英語版Wikipedia記事群を元にしました。